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【Hackintosh】Bluetooth/WiFi MacProアンテナ利用編 [Macintosh / PC]

以前書いた記事

【Hackintosh】 Bluetooth/WiFi設定編
https://tinkermiz.blog.ss-blog.jp/2019-05-18

のとおり、WiFi, Bluetoothの導入で環境的には満足していますが、やはりケースの後ろにニョキニョキでているアンテナをなんとかしたい。
ケースの後ろ側なので気持ちの問題でしかないと言えるのですが、MacProの筐体にアンテナが組み込まれているのでこれを使ってこそMacPro Modでないか?と思っていました。

以前導入したPCI-E とWiFi/Bluetoothカードの変換アダプタのアンテナのコネクタは
RP-SMAのオスになっています。

一方でMacProについているアンテナはどちらもU.FLのメスコネクタです。

よってRP-SMAメス ←→ U.FLオスというケーブルがあれば一発で繋げられる事になるのですが、この「U.FLオス」をもった変換ケーブルというのがありません。
いろいろ探しても U.FLメスが付いたものばかり。
U.FLオスのコネクタは基本的に基板に実装する側なので、どうしても見つかりませんでした。
1箇所だけアメリカのeサイトにはありましたが、値段もちょっと高めなので躊躇していました。

時間があるときにちょくちょく調べていましたがどうしても良いケーブルは見つからずにあきらめかけていましたが、なんとかケーブルなしでもできないかと考えて改めてU.FLオスのコネクタを見てみると基板に実装するものなので裏面が平らです。なので「2つを裏返しでくっつければ、中継コネクタになるのでは?裏返しなので経路も最短で損失も少なさそう」と思いつきました。とはいえこれはこれでイレギュラーなので、踏ん切りがつかないままかなり時間が経ってしまっていたのですが、まぁコストもそれほどかからないし、他になかなか良い案も出てこないし、ダメなら仕方ないと割り切って試してみることにしました。

そうなると、U.FL側はメスでも良いのでいろいろケーブルはあります。
ただ、反対側がRP-SMAというのが意外と少ない。多くはSMAです。
RP-SMAとSMAはオスメスが逆さまになっているので直接つなげることはできません。
ということで、割と安く、確実に手に入れられるもので構成してみると

RP-SMAメス←→SMAメス + SMAオス←→U.FLメス + U.FLオス←→U.FLオス + MacProアンテナ

でできるようです。コネクタが多くて損失も大きそうですが、これならリーズナブルな値段で揃えられそうでした。
ということでこれで構成することにして、材料を集めました。

Superbat SMAメス→RP-SMAプラグ(ピンメス)変換アダプター アンテナ・ケーブルなど用 金メッキ 5個セット
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07DHMW93P/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o08_s00?ie=UTF8&psc=1
RP-SMAtoSMA

SMAオス⇔U.FL/IPEXメス 1.13mmケーブル 15cm 延長・接続ケーブル 無線LANカードモージュルアンテナなど用 高耐久 超低損失
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SMAtoUFL

それと、WiFi側は長さが足りなかったので、延長ケーブル
uxcell SMAオスアダプターケーブル SMAメスコネクター RG316 長さ21cm プラスチック製
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00Z01FO2S/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o05_s00?ie=UTF8&psc=1
SMAtoSMA

そして今回の要、U.FLオスのコネクタ
Ipexエンドプレートipx u. flジョイントsmt接続pcb基板コネクタミニsmd ipxオスソケットカード20ピース
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07RWNXNJB/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o04_s00?ie=UTF8&psc=1
UFLコネクタ

を購入しました。

まずは肝心のU.FLオス ←→ U.FLオスの中継コネクタの作成です。
購入した端子2つを背中合わせでアロンアルファで接着し、リフロー用にでている端子同士をハンダづけしてやりました。
ただしコネクタのプラスティック部分は熱に強くないようで、上手くハンダを付けられなくてノロノロやっていたら溶けてきてしまい、2つほどコネクタを無駄にしてしまいました。
これをBluetooth用に1つ、WiFi用に2つの合計3つ作りました。

ハンダつけ完了後に写真を撮ったはずなのですがどうしても見つからず、U.FLメス端子を実際につけた時の写真しか残していなかったのですが、こんな感じになりました。
UFLtoUFL2
UFLtoUFL

ちなみに、MacProのケース底面にあるWiFiアンテナは3つあるようです。ただし、MacProオリジナルでもこのうちの2つしか使われていなかったので同じように2つだけ使っています。

アンテナ側はこんな感じで繋げました。
DSC08802.jpg

ちなみに写真で一番奥側がBluetooth、残りの2つがWiFiのようでした。

WiFiのアンテナはMacProの底面部分にあるので、一度MacPro Modの全ての部品を分解して、
MicroATXのケースから取り出したMotherboard取り付けボード?の裏側に配線しなければならなかったので面倒でしたが、そこまでやるとスッキリします。

これで、WiFiとBluetoothのアンテナを全てMacProの筐体のものにすることができました。
性能も普通に使っている上では全く問題ありません。
WiFiのスピードも転送スピードも特に落ちてはいなさそうです。

MacPro Modの背面もかなり綺麗になりました。
あとは電源ケーブルをどうにかするのと、有線Etherのコネクタが活用できれば自分としては完成ですが、、WiFiも特にスピードも悪くないようでモチベーションが低下してしまっています。。

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