SSブログ

【Hackintosh】Mac Pro Mod その5(有線Ethernetコネクタ) [Macintosh / PC]

Mac Pro ModでHackintosh を稼働するようになって早くも二年以上経ちました。
その4までで当初計画したことは概ねできていた事と、残っていたToDoが全て背面のコネクタ関係だった事で普段の使用には困らない状態になっていたため、「そのうちに。。。」と言っているうちに二年経ってしまいました。

今回その非常に重かった腰を上げ、コネクタ類に手を入れました。

まずは、有線Ethernetコネクタです。

改めて前回の失敗の確認です。Mac Proには有線Ehternetポートが2つあります。そのどちらもが基板には13個のpinで接続されているように見えます。
MacPro_BackIF1

本来RJ45は8pinあれば良いはずなのですが数が多いですし、またICまで8pin分の配線が見えるのですが、これらのpin同士がどれも導通してしまっています。
(ここをもう少し真剣に考えていれば、解決ももう少し早くできた気がします)
すでに基板を切ってしまっていてコネクタから伸びている8本の配線も切れているのですが、それでも導通してしまっているのでこれは端子周りの何かがおかしいのだろうと思っていました。
そこで、今回はこの端子部分の根元近くで基板を切ってみる事にしました。ホビールーターで写真のように強引に切ってみました。
MacPro_BackIF

しかしこの状態でもまだピン同士が導通してしまっています。。
ここまで切っても導通していると言うことはこのコネクタの中で導通しているとしか考えられません。
そう思ってそれらしいキーワードで検索をしてみたところ、コネクタ側に回路を組んでいるものが見つかりました。回路を見てみると受信側の回路を組んでいて端子側とはコイルで絶縁されています。また、その回路によると受信側の線は複数の配線がコイルの両端につながっています。
そうなると、導通するのは当たり前です。
そう考えれば、確かにこのコネクタはただのコネクタにしてはサイズが大きいですし、全面を板金で覆われています。中に回路が仕込まれていてコイルもあるとなれば輻射などにも影響が出るでしょうから、板金で覆うのも納得です。
でも、そうなると中に回路もあって直接触れないわけですから、このコネクタ部を使うためには最悪コネクタを壊して取り外すしか無いことになります。

壊すことを前提にして改めてコネクタを見ると、コネクタの後ろ側の板金が取れそうです。
壊してもいいやの気持ちでこの後側の板金を取ってみると。。
MacPro_EthernetConnector
この様な基板が中に入っていました。やはり回路も載っています。これではMotherBoard側をいくら調べても意味が無いですし、RJ45コネクタの仕様書などをいくらみてもわかるはずもありませんでした。

と言うことで、この基板上の位置的に明らかにコネクタの8本のピンをハンダしてある端子を調べてみましたが、やはりここでもEthernetの8ピンのうち、信号線の2組づつが導通しています。
これは先に調べた回路にも合致します。中にコイルが仕込まれているのでしょう。
これがいる限り目的は達せられないので、この基板も壊してしまう事にしました。
まずは、板金を強引に外してコネクタを取り出します。
次いで、コネクタの後ろについている基板をホビールーターで切断してしまいます。
するとやはり中から沢山のコイルが出てきました。
DSC09963.jpeg
このコイル群を外せば良いのですが、これはもう細かな線なので強引に引きちぎってしまうことで断線させました。
※基板を外そうとしてみましたが、8本の端子を抜くのはなかなか難しいので諦めてます。。

これでようやく、端子間の短絡がなくなりました。

あとは、各線が何番目の線かを調べながら、1本づつハンダ付するだけです。
当初はコネクタ延長用にEthernetケーブルを切断して皮剥き、ハンダ付けしてある線をそのまま付けてみましたが線が硬すぎてハンダ部で線が切れてしまうのが確実だったので、コネクタとの接続は一旦別の線で行い、その線とEthernetケーブルの各線をハンダづけする事にしました。
この状態で別のPCのEthernetケーブルの間に挟んで正しく通信できることを確認しました。
※この状態で写真を撮ったはずなのですが、行方不明です。。

あとは元に戻して完成となります。
コネクタと中継線のハンダ部分に力がかからないように注意しながら、配線をまとめてこんな感じにしてみました。
DSC09964.jpeg

最後にこのI/F基板を元に戻して完成です。
一応、Mac Pro Modのこのコネクタ経由での有線接続時と、他のPCとでEthernetのスピードテストをしてみましたが、どちらもスピードは変わりませんでした。
家の中にあるEthernetハブはLink時に10/100Mbpsか1Gbpsかで接続を示すランプの色が変わるので、それで確認してみれば良かったのですが思いつきませんでした。
とりあえず今の家の環境であれば、特に問題なく使えることが分かったのでOKとします。

今回は非常に時間がかかりました。ほとんど1日がかりです。それでできたことはただの自己満足なのですが、それで良いのかなと思っています。
費用対効果は考えるだけ無駄ですが、ずっと頭の片隅に引っかかっていた事なのでスッキリしました。






nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。