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【Hackintosh】OpenCore での Big Sur インストール [Macintosh / PC]

メモリの問題を解決できてから何の問題もなくCatalinaで使用してきました。
しかし、もうすぐMontereyが出ると2世代前のバージョンになってしまうということで、そろそろBig Surにしようかなと考え始めたのが7月の終わり。
8月に入っていよいよ入れるか?と重い腰を上げた訳ですが、実は腰が重くなっていたもう一つの要因、OpenCoreにもチャレンジすることにしました。
まだまだCloverでも問題なく使えるようでしたが、色々なところで「これからはOpenCore」と書かれていて、それならばここでチャレンジしておくかという気になりました。

そうと決まれば情報収集ですが最初にHackintoshを作った時に比べると情報量が全然違っていて、立派なインストールマニュアルもあり

https://dortania.github.io/OpenCore-Install-Guide/

Cloverでの経験をもとにこれを見ながらやれば出来そうでした。
また、情報量という点では既にさまざまな環境でのインストール成功例がネットに転がっており、私のMBそのものはありませんでしたが、兄弟機のようなMBのconfig.plistが入手できました。
そのOpenCore用のconfig.plistと、Clover時代の自分のconfig.plisと、インストールマニュアルを並べて見ながらOpenCore用のconfig.plistを作ったところ、かなりあっさりとBig Surをインストールすることができました。

とはいえ全く問題なくOpenCoreを使えたかというと、さすがにそんな事はなく3つの点で少し手間取りました。

一つ目はツールです。やはり歴史が浅いせいかCloverのような分かりやすいエディターは無いようで、ProperTreeという比較的簡素なツールを使わなければなリませんでした。
このツールはconfig.plistの各項目が単純に並んでいるだけなので、Clover Configuratorなどに比べると簡素で少し分かりづらいように感じました。

あと少し手間取ったのはこちらは純粋に設定についてで、チップセット内蔵GPU(UHD630)の設定と、USBの2点です。

まずは内蔵GPUの設定から。
とはいえ、MBを変えた訳ではないので個々のI/Fの設定自体変わる訳もなく、そこはClover時代のものをそのまま使えばよかったのですが、御作法なのかそれ以外のいくつかのパラメータが必要だったようで、丸々コピーでは動きませんでした。
そこで兄弟機のconfig.plistを参考にしながら(真似しながら)記述してみたところあっさり動きました。

OC_config.plist GPU設定

device_type, hda-gfx あたりの設定がCloverの時とは違いました。
兄弟機のconfig.plistを参考にさせて貰ったので、実際はほとんど悩みもせずに解決しました。
内蔵GPUの設定がなくてもRX570を搭載しているので普段の使用では何も困りませんが、DuetDisplayなどが使いたい時には正しく設定していないと動かないようなので設定はしておいた方が良いと思います。

続いて、USBです。
こちらもMac Proの筐体に最初からついているUSB 2.0対応の5つのポートを使うだけであれば特に設定はしなくても使えます。後付けでUSB3.0のポートをつけているのでこちらを使おうとするとdefaultのままだと15ポート制限に引っかかって使えなくなるので、その設定ということになります。
Cloverの時は以前の記事の通りCloverの設定で不要なUSBポートを無効化させればよかったのですが、OpenCoreの時は設定方法が違うようでしたので少し調べて見ました。
結果としてはさらに簡単になっていました。
詳細は色々なところで書かれていましたのでそちらを参考にしていただければ良いと思いますが、
Hackintoolを使って自分の環境に合った USBPorts.kext を作り、これを所定のkextファイル置き場においた上で、config.plistに記載するだけです。
ただ、私はOpenCoreでのkextの設定時の各種パラメータの書き方がわからず少し困りましたので、そこだけ記載しておきます。
以下のようにパラメータを設定するのが正解のようです。

OpenCore_USBPorts.kextの設定

非常にシンプルな記述で、わかってしまえばどうという事はありませんが、私は正しく設定できずしばらく右往左往しました。

以上でBig Surはインストール完了しました。作業を始めてから1日で動いてしまいました。
もちろん過去の経験や、参考にできる自前のconfig.plistがあったので初めてHackintoshを作った時ほど苦労するはずも無いとは思いますが、それでも1日でインストールできてしまったのはやはりインストールガイドを始めとする情報がしっかりあったからだと思います。
なお、インストール時のOpenCoreは Ver.0.7.2 でした。

そして、、この記事はMontereyで書いています。
こちらは少し苦労したので次の記事にしていきたいと思います。






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